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PDA症例無事退院!!

先日、手術で動脈管を閉鎖させた症例を本日無事飼い主の元へお返しすることが出来ました。

術後の経過も順調で、飼い主さんがお迎えに来た時は大はしゃぎでした。

短絡量の多い症例だったので、続発性の僧帽弁逆流がありますが、それも手術前よりは軽度になってきています。

退院記念に1枚パチリ


本日は動脈管開存症のオペでした。

本日は長崎より紹介で来院されたワンちゃんの手術でした。

病名は『動脈管開存症(PDA)』です。

2週間ほど前に検査で来院していただき、本日手術。

年齢も1歳を超えており、この病気の長期の影響で心拡大がかなり重度の状態。加えて今回閉鎖をする動脈管の周囲の血管がかなり沢山あり結構アプローチが大変でしたが、無事に動脈管を確保することが出来ました。

【初診時の心エコー所見】


【術中所見(動脈管確保時)】

このように動脈管をまずは鉗子で確保するのですが、ここでの出血は命に関わりますので丁寧な操作が必要です。

【術中所見(動脈管結紮後)】

無事、動脈管を結紮することが出来ました。


術後のエコー検査で短絡血流は消失しました。(モザイクの血流が消えています。)

今はICU内で管理をしています。


エコー実習

昨日は腹部エコーの実習に参加しました。

朝10時から途中休憩を入れて5時までみっちりエコー実習。

腹部エコー検査は心臓エコー検査と比べると広範囲に見ていく必要があり、また、消化管のガスなどの影響を受けて画像を描出する上でコツがあります。

自分も普段から腹部超音波は良く検査としておこなっていますが、ワンランク上の技術を修得するために参加いたしました。

会場は福岡の博多区にある専門学校『ビジョナリーアーツ』の実習室。

今回の講師は自分の大学時代の同期のSky vetsの小野先生でした。

講義や実習はかなり為になり、お陰でいろんな方向から画像描出のアプローチができるようになりました。

流石画像診断のプロの実習は違いますね。本日も満足な勉強が出来ました。


ちょうど1年

1年ほど前に皮膚が治療しても治らないことを主訴に来院のあった症例。
本日来院があり、飼い主様からちょうど1年経ったので記念写真写を撮らせていただきました。

1年前はこんな感じ↓↓↓




本日来院時↓↓↓




当初は色々と検査や内服による治療が大変でしたが、飼い主さん、ワンちゃんともに頑張ってくれました。今は甲状腺のお薬とビタミン剤の投与でこの皮膚の状態を維持しています。

改めてみてみると激変ですね。


心臓超音波実習の講師として

6月28日(日曜日)は超音波実習の講師として長崎県に出張してました。

前日に長崎に入り、親睦会。

翌日の28日午前中より長崎県の獣医師会館で講義&実習。

今回2回目となる超音波実習。前回は基礎的な内容ばかりをやりましたので、今回はちょっと応用をやらせていただきました。

多くの獣医師の先生方に参加していただいたこと、そして、何よりこのような機会を与えてくれた事が大変ありがたかったです。

会場の設営に携わってくれた先生方、業者さん、本当にありがとうございました。

※昼休憩で行った諫早のうどん屋さんのうどんが大変美味かった。


ジメジメしますね?

いつもご訪問ありがとうございます。

ここ最近、雨が続き、予防シーズンも終えたので、病院業務自体は落ち着いてきました。。。

当院の周囲は農家さんが多く、最近は田植えの下準備を行っているのをよく見かけます。

梅雨に入った実感が湧いてきます。

さて、そんな中、このようなものがお腹の中にあるワンちゃんが来院。

これは何だか分かりますか?(あっ、画像に答え書いてますね。。。)


そう、これはお腹の中にある精巣です。

この子は6ヶ月のワンちゃんでして、昨日、腹腔内精巣を摘出する手術を行いました。

潜在精巣は圧倒的に腫瘍になる確率が高く、摘出が最善の治療方法です。


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