/ BLOG


足裏の毛

本日ご来院いただいたワンちゃん、混合ワクチン接種のために来院。

身体検査で足の裏を見ると、毛がかなり伸びていることを発見。。。



足の裏の毛がこんなに伸びていると肉球が隠れてしまい、フローリングなどで足を滑らせてしまいます。。。

ただ、滑るだけなら良いのですが、それが原因で靭帯を痛めてしまったり、骨折などをしてしまったりと事故が起こる可能性があります。とくに、膝蓋骨の脱臼などの整形外科疾患を持っているワンちゃんは特に注意が必要です。。。

飼い主さんに説明し、足の裏の毛をカットいたしました。
バリカンでカットしていきます。


カットをしていくと肉球が見えてきます。下記の写真はまだ途中の段階です。


完成の写真は無いのか???やはり、そこが気になりますね。。。

実は撮影するのを忘れてしまいました。。。(^^;)

次回アップいたします。。。

フローリングでワンちゃんが足を滑らせているようでしたら足の裏の毛が原因かもしれません。事故に繋がる前に毛をカットしましょう。この処置はバリカンさえあれば、お家で飼い主さんが頑張ればできる処置の一つでもあります。

※飼い主様の了承を得て掲載をしております。



桜の花

すっかり春めいてきました。ということで、本日は桜の撮影に昼休みの時間帯と病院の診療を終えてからの時間帯で2度撮影に行ってきました。
【うきは市】には桜の名所があります。今回撮影してきた場所は浮羽町の【流川地区】の桜です。川沿いに桜の木が沢山ありましてとても見事でした。
昼の桜はどことなくほのぼのした感じに写りますね。
【昼間の桜】




こちらが夜撮影した桜。いわゆる【夜桜】というものです。ライトアップのお陰もあり、昼間とは顔つきがガラリと変わります。

【夜桜】




日本には【四季】があり、それぞれ特徴的な情景を醸し出します。
それぞれの季節にそれぞれ良い所があります。
綺麗なものをみて『綺麗だ!!』と思えることは人生において大切なことだと思います。
桜の花は日本に生まれて良かったと思えるもののひとつですね。^^


春を感じる1日ですね?

今日は午前中、いろんなワンちゃんを診察させていただきました。

本日来院のサクラちゃん、マロンくん。

サクラちゃんの定期健診のためのご来院。診察後は2人で外で遊んでいました。

当院周辺の今日の天気は快晴。気温も暖かく、とても過ごしやすいです。

なんでも、桜が咲き始めたとかで。。。

しかし、今日は獣医師会支部の総会。。。

花見には行けないですね。。。

時間があれば【夜桜】撮影にでも行こうかな?って思っています。

いい季節になりました。春は何かと忙しい季節ですが、好きな季節です(^^)

【サクラちゃん】


【マロンくん】


※載には飼い主様の許可を得ております。


麻酔器のバージョンアップ

今回、当院の麻酔器のバージョンアップをいたしました。
Dragerの技術担当の方に施工していただいて無事バージョンアップ完了。
今回のバージョンアップで【プレッシャーサポート】という人工呼吸モードを取り付けてもらいました。


最後に試運転。問題もなく無事に取り付け終了です。


Dragerの担当の方、今日はご苦労様でした。この素晴らしい麻酔器、末永く大切に使います。(*^_^*)


7回目の化学療法

2ヶ月前の検診でお腹の中に腫瘍が見つかった猫ちゃん。


下が発見当時のエコー検査画像です。

開腹し、検査を行うと【リンパ腫】という悪性の腫瘍でした。
この猫ちゃんはおおよそ1年前からIMHA(自己免疫性溶血性貧血)を患っている症例で定期的な内服薬の投与と検診を受けて頂いている症例でした。
1月末から化学療法(いわゆる抗がん治療です。)を開始して、本日、7回目の投薬が終わりました。
腫瘍は完全に消失はしていないものの、6回目投与から1周間後の今日のエコーでは下記の通り当初よりかなり腫瘍の大きさが減少しています。



食欲もあり、体重もキープ。

途中、いろいろな困難がありましたがここまで漕ぎ着けました。

なんとか完全寛解(腫瘍が消失してしまうこと)を得てもらい、飼い主様とこれから先も長く一緒に生活をおくってもらいたいです。

※掲載に関しては飼い主様の了解を得ております。



前十字靭帯(ACL)の断裂

先日、2ヶ月ほど跛行がおさまらない高齢のワンちゃんの来院がありました。

触診と負荷をかけたX-ray検査を行うと前十字靭帯が断裂を起こしているようで。。(汗)
【正常側のレントゲン】


【患肢側のレントゲン】

正常側と比べると脛骨が患肢側では前に飛び出しているのがわかります。

前十字靭帯は大腿骨に対し脛骨が前に飛び出さないように抑えている靭帯なのですが、切れているのでこのような形で脛骨が前に変位します。

来院当初は関節の腫れがひどかったのですが、内科治療を施し腫れはおさまり跛行も消失しました。

しかし、無理をすると跛行が出てきます。

高齢だけど痛いまま過ごすのは嫌ですからねぇ。。。

飼い主さんもその点を一番心配しておられました。

結果、手術をさせていただきました。

下記は手術前の触診です。
【負荷前】


【負荷後】

負荷をかけなければ、正常の位置関係ですが、負荷をかけると脛骨が前に変位します。

手術は今回は関節外と関節内から正常な前十字靭帯(ACL)と同じく脛骨の前方への変異に対する制動力を発揮する固定を施しました。

最近はTPLO(脛骨高平部骨切り術)といった特殊な手術法もあります。

自分の仲間の先生にその手術をやっている若手の先生もいるのですが

一般的に中・大型犬で行われる手術で、今回の症例のように10Kg以下の適応は難しいようです。

【患肢側から摘出した前十字靭帯(ACL)と内側半月板の一部】


日常生活でのQOLの改善を期待します。


[1] 前へ 1 2 3 4 5 次へ [12]