院長ブログ/ BLOG
猫の誤食
いつもご訪問いただきありがとうございます。
症例の報告です。
ネコちゃんがネズミのオモチャに付属している紐を食べてるかもとのことで来院がありました。
下記の写真の通り、レントゲンにバッチリ写っています。(通常、ゴムはレントゲンでは分からないことが多いのですが、この症例の場合は綺麗に写っています。)
そして、これらを内視鏡を用いて除去しました。
感動の瞬間がコチラです。
※猫は紐状のものを好んで口に入れる習性があります。注意しましょう。今回の症例は胃の中から紐が下部の小腸に移動していなかったため、重症とならず内視鏡での摘出ができました。もし、小腸内に詰まった場合は手術による摘出となります。また、放置しておくと穿孔を起こして死亡することがあるため、異物を食べた疑いのある場合は、一度動物病院で診てもらいましょう。
寒さが半端ないですね。
遅ればせながら皆様、新年明けましておめでとうございます。
新年も明けてもう12日、あっという間にもう12日も経っているんですね。年をとると本当に時間の流れが短いです。さて、昨日は朝に雪がつもり、一日中、気温が低いままでしたね。
本日も気温はあまり上がらず寒いみたいです。毎年、この時期が一番寒いように感じます。寒い時期には循環器系の病気や泌尿器系の病気が悪化する傾向にあります。現在、そのような病気を維持管理している飼い主さんは動物の以下の様態に特に注意してくださいね。
【循環器疾患の場合】
①安静時の呼吸でも荒く、呼吸回数(1分間に40回以上)が多い。
②運動後にすぐ疲れる。
③お腹が張ってきた。
④食欲がない。
⑤急に後ろ足が動かなくなった。(猫)
⑥フラつきや失神がある。
【泌尿器疾患】
①赤い尿が出た。
②トイレの回数が異常に多い。または、トイレに行くが尿が出ていない。
③食欲はないが水はよく飲み、尿も大量にする。
④痩せてきた。
⑤食欲がない。
⑥吐き気がある。
最後に、昨日の早朝の当院周辺の様子です。4Kで撮影してみました。
ブラウザをGoogle Cromeでみると4Kで再生できます。
謹賀新年
昨年中は沢山の患者様にご信頼いただきありがとうございました。
本年も常に皆様のご期待に添えるようスタッフ一同、努力する所存でございます。
今年も1年、「たかお動物病院」をよろしくお願いいたします。
たかお動物病院 スタッフ一同
動脈管開存症
昨日は900gのポメラニアンの「動脈管開存症」のオペでした。
生まれた時に不要になり閉じてしまう動脈管が閉じずに買い損したままになり、心不全を起こすこの病気は他の心奇形と合併することもあります。今回の症例は動脈管開存のみでして、検査により手術適応でしたので、手術いたしました。当院では、今年、数例この手術をしてまいりましたが、全て小型犬の子犬なので手術は細かい作業となり大変でした。今回の症例も無事に閉鎖を行えました。
誤食
年末も差し迫ってる中、誤食症例の来院がありました。
まだ幼い幼犬の症例、掃除用のコロコロのプラスチック部分を食べたとのことで、他院より紹介をいただきました。内視鏡で異物を無事に除去。
こういった角のある硬い異物は掴んでも無理に引っ張ったりして出してはいけません。
ゆっくりと噴門の開くタイミングを図り、外まで運ぶことが重要です。
除去後に内視鏡で食道や胃、十二指腸を再確認しましたが大きな傷もなく一安心。
成長期の子犬は誤食が大変多いです。気をつけましょうね。
12月9日(土曜日)の診療について
12月9日(土曜日)の診療ですが、院長の学会出席のため午前、午後ともに院長不在となります。
診療以外の対応でしたら、AM9:00~12:00 PM1:00~5:00の間でスタッフが対応いたします。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。
たかお動物病院
院長 高尾 紘一郎