院長ブログ/ BLOG
子犬のワクチン
3ヶ月の子犬が他の病院で10種ワクチンと狂犬病ワクチンを同時接種され、ワクチンは今後要らないと言われたらしく、心配になってるとの相談の電話がありました。
まず、問題点としては
1.混合ワクチンと狂犬病ワクチンを同時接種している。
2.生後3ヶ月の子犬に対してワクチン接種を1回で済ませている
3.一度のワクチンだけで生涯ワクチン接種が不要としていること
という、3点が挙げられます。
まず、1に関してですが通常、混合ワクチン(ジステンパーやパルボウィルス感染症などの予防ができるワクチン)を接種した場合、次回接種まで3~4週間の期間をあけるようにワクチンに添付されている文書に記載されています。また、狂犬病ワクチンの添付文書には【本剤と他のワクチンとの同時投与は避けること。】と明記されています。
つまり、【同時に接種しちゃ駄目よ!!】って事です。
また、2の子犬の時期のワクチン接種の回数の件ですが、移行抗体【母体から胎盤を通して貰ってくる病気に対する抗体】の関連から、通常、2ヶ月以上の子犬に3~4週間間隔で3回接種が基本となっています。理由としては移行抗体が存在するとワクチンの効果がうまく出ないためです。これを【ワクチンブレイク】といいますが、移行抗体の存在はワクチンブレイクを起こす1つの原因となります。なので、結果は移行抗体がない時期に接種するのが一番なのですが、個体によっては2ヶ月で移行抗体が無くなる子犬もいるし、4ヶ月近く移行抗体が残っている子犬もいます。これは見た目だけでは判断できません。
それじゃ~、移行抗体を測定してワクチン接種すればいいじゃん!!って事になりますが、手間やコストを抜きにすればそれが理想です。ただ、手間やコストを考えると、抗体価を測定するより生後2ヶ月から1ヶ月おきにワクチンを接種していくやり方が健常な子犬にとって簡便で且つ効果的なやり方なのです。
3ですが、成犬になっても定期的にワクチンの追加接種が必要となっています。ですので、今後接種しなくていいというのも間違いです。
折角していただく予防が最大限の効果を発揮できるように予防を行うこと、また、それを行うことによって飼い主さんや動物の生活を守るのが僕ら獣医師の仕事です。正しく皆様にご理解していただきたく書かせていただきました。
またまた、ネコちゃんの誤食
今月2例目の猫の誤食症例です。
突然の吐き気を主訴に来院され、検査にて胃内異物による嘔吐と診断した症例です。
今回も内視鏡で異物の摘出を試み、無事摘出することができました。
がっちりと詰まっていたため、開腹手術も考えましたが、とれて良かったです。
【動画です】
若い猫ちゃんの誤食症例が続きます。気をつけましょうね。
猫の誤食
いつもご訪問いただきありがとうございます。
症例の報告です。
ネコちゃんがネズミのオモチャに付属している紐を食べてるかもとのことで来院がありました。
下記の写真の通り、レントゲンにバッチリ写っています。(通常、ゴムはレントゲンでは分からないことが多いのですが、この症例の場合は綺麗に写っています。)
そして、これらを内視鏡を用いて除去しました。
感動の瞬間がコチラです。
※猫は紐状のものを好んで口に入れる習性があります。注意しましょう。今回の症例は胃の中から紐が下部の小腸に移動していなかったため、重症とならず内視鏡での摘出ができました。もし、小腸内に詰まった場合は手術による摘出となります。また、放置しておくと穿孔を起こして死亡することがあるため、異物を食べた疑いのある場合は、一度動物病院で診てもらいましょう。
寒さが半端ないですね。
遅ればせながら皆様、新年明けましておめでとうございます。
新年も明けてもう12日、あっという間にもう12日も経っているんですね。年をとると本当に時間の流れが短いです。さて、昨日は朝に雪がつもり、一日中、気温が低いままでしたね。
本日も気温はあまり上がらず寒いみたいです。毎年、この時期が一番寒いように感じます。寒い時期には循環器系の病気や泌尿器系の病気が悪化する傾向にあります。現在、そのような病気を維持管理している飼い主さんは動物の以下の様態に特に注意してくださいね。
【循環器疾患の場合】
①安静時の呼吸でも荒く、呼吸回数(1分間に40回以上)が多い。
②運動後にすぐ疲れる。
③お腹が張ってきた。
④食欲がない。
⑤急に後ろ足が動かなくなった。(猫)
⑥フラつきや失神がある。
【泌尿器疾患】
①赤い尿が出た。
②トイレの回数が異常に多い。または、トイレに行くが尿が出ていない。
③食欲はないが水はよく飲み、尿も大量にする。
④痩せてきた。
⑤食欲がない。
⑥吐き気がある。
最後に、昨日の早朝の当院周辺の様子です。4Kで撮影してみました。
ブラウザをGoogle Cromeでみると4Kで再生できます。
謹賀新年
昨年中は沢山の患者様にご信頼いただきありがとうございました。
本年も常に皆様のご期待に添えるようスタッフ一同、努力する所存でございます。
今年も1年、「たかお動物病院」をよろしくお願いいたします。
たかお動物病院 スタッフ一同
動脈管開存症
昨日は900gのポメラニアンの「動脈管開存症」のオペでした。
生まれた時に不要になり閉じてしまう動脈管が閉じずに買い損したままになり、心不全を起こすこの病気は他の心奇形と合併することもあります。今回の症例は動脈管開存のみでして、検査により手術適応でしたので、手術いたしました。当院では、今年、数例この手術をしてまいりましたが、全て小型犬の子犬なので手術は細かい作業となり大変でした。今回の症例も無事に閉鎖を行えました。