たかお動物病院 院長ブログ / BLOG

自己免疫性溶血性貧血(IMHA)のワンちゃんの経過

2016/01/20(Wed)

先日アップした自己免疫性溶血性貧血(IMHA)のワンちゃんですが、その後無事退院することができ、現在食欲もありお家で元気にされているそうです。(飼い主さんも笑顔でした。)
【輸血時の写真】

お薬は当面の間使用していくことになりますが、赤血球の数値が一時期100万を切りそうで容態も良くなかっただけにここまで回復してくれると本当に嬉しいです。
ふ〜、良かった良かった。


自己免疫性溶血性貧血(IMHA)

2016/01/06(Wed)

昨日、おしっこが濃くなって、食欲が全く無いことを主訴に来院のあった症例の来院。

各種検査を行い、自己免疫性溶血性貧血(IMHA)と診断いたしました。

血液成分の赤血球という細胞が自分の免疫により壊されて貧血が出てしまうこの病気。

経過が早いと、あっという間に貧血で無くなってしまう恐れもある大変怖い病気です。

このような病態に陥る原因としては様々あります。(腫瘍疾患、中毒など)

今回の症例は貧血が物凄くひどかったので、昨日から輸血を開始、昨日は吠えたりする元気もない状況でしたが、今朝は少し吠えたりするようになりました。

輸血しているからか幾分か可視粘膜の色は昨日より良さそうです。

まだ、油断はできない状況なので、写真などはアップできませんが、なんとか頑張ってもらいたいところです。

しかし、毎年のことながら、年末、年始は重病な症例が多いですね。。。


先日、ご来院いただいたワンちゃん

2015/12/27(Sun)

先日、ご来院いただいた秋田犬のワンちゃん。。。



実はこのワンちゃん数カ月前に当院に初めて来られた際は下記のような状態でした。。。




主訴は『数ヶ月他の病院で治療をしているが皮膚病が治らない。いつも、痒みがあるよう。』ということでした。

ステロイドを長期飲んでいたためか、エコー検査では副腎の萎縮が顕著にありましてステロイドによる弊害が出てきているような状況。。。

こういった場合は治療を一旦リセットするためにステロイドを時間をかけて辞めていくようにしないといけません。。。凄く面倒なのですが仕方ありません。

ステロイドを完全に止めてからホルモン検査を行うと、どうやら甲状腺機能低下の関与があるよう。あと、稟告から食物のレルギーの関与も疑われました。

それらの治療を行うことにより、皮膚の炎症はみるみる落ち着き、治療開始から2ヶ月で発毛。今現在に至るといった状況で、飼い主さんからはとても喜んでいただけた結果となりました。

現在も甲状腺の内科治療と処方食による治療を継続中。

病院に来ると表情は緊張のためか分からないですが、自宅では明るい顔をしているようです。


こりゃ大変だ!!

2015/09/17(Thu)

先日、手羽元を丸呑みし、その後から様子がおかしいという症例が緊急来院。

早速レントゲンを撮ってみると。。。



このような感じに。。。



赤丸のところ(食道と胃にかけて)にズゴーンと手羽元が写っています。。。

手羽元おいしかったんでしょうねぇ。丸飲みです。。。(;´Д`)

さて、開腹して胃切開による摘出も考えたんですが。内視鏡でどうにか摘出できないものかと。。。

なるべくお腹は切りたくありませんので、ただ、ガッチリ詰まっていた場合はやはり外科が必要だよと言う旨を飼い主に話をして、内視鏡での摘出を開始。。。

内視鏡で食道を観察すると。。。

結構、ガッチリ詰まってます。(T_T)



色々な内視鏡用の鉗子でトライするも骨は掴めず、開腹による摘出を考えようかとした矢先、骨がダメなら、骨に付着している靭帯を摘んでみようかと考えを改めるとこれが正解で無事摘出できました!!ヽ(´ー`)ノ

これが摘出した手羽元。3kgの犬が丸呑みしたら絶対つまりますね。。。


原因不明の肺高血圧症として当院に紹介来院。

2015/09/08(Tue)

2ヶ月齢の子犬の紹介来院がありました。

前医の先生が曰く、有心負荷所見があり肺高血圧症を疑うが、何故このような状態になっているのかがわからないとのこと。早速、当院で検査を行わせてもらいました。

エコー検査を行うと心室中隔の扁平化が起こっており、右心室に圧負荷があることが疑え、肺動脈の狭窄などもないことから、肺高血圧症が疑われました。

(RV:右心室 IVS:心室中隔 LV:左心室)


(RV:右心室 RA:右心房)
右心房に逆流する血液の流速から収縮期の肺動脈の血圧が分かるのですが、おおよそ110mmHg位あります(正常は20mmHg程度)。この症例の血圧は収縮期が80mmHgでしたので、完全に右心室と左心室の血圧が逆転しています。


(MPA:主肺動脈 DA:動脈管 AO:大動脈)
若齢の場合でこのような肺高血圧症に至る場合、短絡疾患(心室中隔欠損、心房中隔欠損、動脈管開存症など)は常に念頭に置いて検査が必要ですが、今回のように肺高血圧症が酷いと短絡の血流が見えにくい場合もあります。この症例は主肺動脈から大動脈にかけて血液の短絡を疑う所見が得られました。


(RV:右心室 RA:右心房 LV:左心室 LA:左心房))
造影超音波検査にて心室中隔の欠損は無かったです。造影剤は静脈から入れていきます。


(AO:大動脈)
静脈からの造影剤(細かいバブル)を入れると、腹部の大動脈で造影剤の陽性所見が得られました。通常の個体では静脈から入れた造影剤(細かいバブル)は肺で吸収されるためにこのような所見は得られません。

今回の症例はアイゼンメンジャー化した動脈管開存症が一番に考えられる病態です。かなり若齢での発症なので、生まれつきの肺の病気の可能性を一番に疑いますが、今回認められた動脈管開存の影響も考えられます。この状態では動脈管を閉鎖させる手術は適応外となります。

動脈管開存症をはじめとする短絡性疾患は肺高血圧症に移行する前の手術が必要です。


パズル。。。

2015/09/04(Fri)

メガネを掛けたまま寝ていたらワンちゃんにメガネをいたずらされ、レンズの破片を合わせると足りないので食べてしまったのかも?

という主訴で来院のあった患者様。

下記がいたずらされたメガネ。ピンクの丸の部分が無くなった部分のレンズです。


エコー検査でみてみると、胃内に人工物を疑わせるようなラインの異物を疑う所見がありました。


早速、内視鏡にて胃内を確認。すると、やはりありました。

しかも、ご丁寧に噛み砕かれていて複数個あります。。。(;´Д`)





内視鏡のポートより把持鉗子を挿入して異物を除去しながら、メガネのレンズのパズルをしていきました。無事パズル完成!!めでたしめでたし!!


皆さん、誤食には注意しましょうね。


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