たかお動物病院 院長ブログ / BLOG

頻尿

2015/08/20(Thu)

おしっこに何度も行くという主訴で来院のあったワンちゃん。

エコー検査にて膀胱炎と大量の膀胱結石が見つかりました。
【音響陰影が強く出ている部分が結石を疑う所見です。】


レントゲン検査にてもはっきりと写っています。


手術で実際にとれた結石


こんなのが膀胱内にあると痛いですよね。結構、トゲトゲしてますしね。。。
この結石は検査センターにて今後の治療や予防の為に分析を行います。

今回の病気のサインは【頻尿】でした。

もし、飼われているワンちゃんのおしっこの回数が異常に増えているようでしたら注意が必要かもしれません。


短頭種気道症候群という病気

2015/05/23(Sat)

いつもご訪問有難うございます。
今日は【短頭種気道症候群】という病気について書きます。
短頭種気道症候群というのはブルドックやパグ、フレンチブルドックなど鼻が短い犬種は生まれつき外鼻孔の狭窄、喉頭の異常、気道の異常を持っている事で症状を起こします。
この状況が長く続くと気管などの変形や心疾患に繋がるリスクが有ります。

さて、今回当院で避妊手術を受けていただいたワンちゃん。同時に外鼻孔の形成術と軟口蓋の切除を受けていただきました。



上記の矢印の部分が外鼻孔ですが内側に入り込んでおり狭窄していました。

そこで下記のように形成し、また、軟口蓋の下垂もひどかったのでそちらも手術にて切除いたしました。

ガーガー言っていた呼吸が術後は言わなくなり、あきらかに呼吸が楽そうになっていました。


矢印が術後拡張した外鼻孔です。

術後はICUにて管理いたしました。

本日退院し、飼い主さんもガーガー言わなくなったことに驚いていました。

短頭種気道症候群。。。若うちに手術で対応することが望ましいです。


心筋症猫の去勢手術

2015/02/02(Mon)

下の写真は去勢手術を先週無事終えたエキゾチックショートヘアの【うに】ちゃんです。

去勢手術の傷口のチェックに来院していただきました。



実は【うに】ちゃん、過去にも一度去勢手術を受ける予定でいましたが、術前検査にて【心筋症】が判明し、当時は手術を見送ることとしました。

それから1年。。。

飼い主さんがおっしゃるには昨年の春や秋に結構ソワソワして落ち着きがないことがしばしばあったとのこと。これからまた春を迎えると落ち着きがなくなるのでは???という心配と特に交配などをする目的もないのに【性】に縛られることによるストレスが心配とのことでしたので、去勢手術を行うこととなりました。

幸い、この子の場合は【心筋症】による重度のうっ血などの症状はなかったので(先日、心筋症の定期検診をした結果)、麻酔薬の選定から術後管理までをしっかり行うことにより無事に去勢手術を行えました。

しっかり、状況を把握して手術を行うことが大切です。

避妊手術や去勢手術は全身麻酔を行います。患者サイドの【安全】を一番に配慮するのが獣医療でも必要なことです。

また、避妊手術や去勢手術はそれを行ってその後の生活をより良くする手術です。一か八かでやる手術ではありません。

今回の症例は最初の去勢手術時に検査を行わなかったらどうなっていたのかと考えるとゾッとします。術前検査は重要です!!

※記事や写真の掲載に関しては飼い主様の許可を得ております。


紹介症例

2015/01/28(Wed)

昨日は近所の先生よりご紹介いただいた心疾患の症例の検査を行わせていただきました。

紹介元の病院で心雑音と心臓エコー検査で異常血流が認められたため当院に紹介があった症例です。

当院では治療方針を決定する精密検査が目的のため来院でした。

診断は【閉塞性肥大型心筋症】

所見として特徴的な心筋の肥厚と僧帽弁の収縮期前方運動【SAM】が認められ、SAMの影響にて【僧帽弁逆流】と【流出路狭窄】が起こっていました。

心電図では上室性頻拍が認められ、高血圧所見も認められました。

治療は上記の事柄を配慮し行うこととしました。

猫の心筋症の予後因子に左心房の拡張があります。

今回の症例では左心房の顕著な拡張は認められませんでしたが、やはり、飼い主さんは先々のことを不安に思われていました。

まだ3歳にもなっていない猫ちゃん。人間の年齢に例えれば20代中頃でしょうか?

少しでも飼い主さんと長く一緒に入れるように、また、日常生活で苦しむことのないように維持できてくれればと思います。

僧帽弁の収縮期前方運動【SAM】


左心房の顕著な拡張は認めない。


拡張期の心筋壁の肥大所見


左室流出路の動的狭窄所見


僧帽弁逆流所見


※掲載に関して飼い主様の同意を得ております。


猫の消失精巣

2014/12/18(Thu)

いつもご訪問いただきありがとうございます。

本日は少し珍しい症例のご紹介をしたいと思います。

先日から腹腔内停留精巣の話をブログでしましたが、今回は猫の【消失精巣】についてです。【消失精巣】とは発生過程における何らかの異常によって、精巣実質が消失したものです。

実際、自分もこのような疾患に遭遇するのははじめてでした。

今回手術を受けていただいた猫ちゃんは左側の精巣が陰嚢内になく、停留精巣ということで手術になっていた症例です。通常、停留精巣の場合、腹腔内もしくは陰嚢外の皮下に存在します。皮下にある場合は触診で存在を確認できますし、腹腔内の場合は多くはエコーにて精巣の存在を確認することができます。

しかし、今回の猫ちゃんの場合はそのどちらを行っても確認することができず、自分も【おかしいなぁ】と思いながら手術を行った症例です。

手術で開腹し、確認しても精巣らしきものはなく、皮下にも当然ありませんでした。
そこで、左の精管をお腹の中から辿っていくと。。。
なっ、なんと下記のような萎縮した精巣様の組織が鼠径から皮下に埋もれていました。。。
【精管を辿って出てきた萎縮した精巣様の組織】

実際、この組織の病理検査を行い、精巣由来の一部組織像が認められ、実際の精巣は欠如していることから結果は【消失精巣】とのことでした。。。

本来、あるべきものがないという状況はかなり焦りましたが、冷静に手術時に対処でき、無事摘出できたので良かったです。
診断していただいた病理医もかなり珍しい症例ですとのコメントでした。。。
猫の停留精巣・・・恐るべしですね?


PDA(動脈管開存症)外科手術篇&お知らせ

2014/04/21(Mon)

いつもご訪問いただきありがとうございます。

さて、今回は以前にもブログでアップしてましたPDA(動脈管開存症)の症例を手術いたしました。

小型犬の生後3ヶ月齢の症例でしたので手術時の体重は800gとかなり小さかったので、かなり緊張いたしました。
手術は動脈管を直接結紮する方法で行いました。周囲組織の分離が大変なのですが、慎重に行い、無事に短絡血管(動脈管)を確保し、結紮に成功しました。
【クリックすると画像が大きくなります。血がダメな方はクリックしないでください。】


今回、この結果をもたらしてくれた立役者となったのが、向かって右に写っている先生で、大学時代の親友の佐藤先生(白金高輪動物病院 院長)です。


この日は、循環器症例ではもう一つ【冠動静脈樓】を疑っている症例の冠動脈造影検査がありましたが、これも彼の協力でスムーズに検査が終了しました。

この後、夜にも椎間板ヘルニア症例のオペがあったりとこの日は外科三昧の日でしたが、どれも結果的に無事に終わり安堵感の中、一日が終了しました。

佐藤先生、ご苦労様でした!!

本日、4月21日より23日まで、うきは市の狂犬病集合注射に参加してきます。ですので、午前中は院長が不在となります。診療はもう一人の当院獣医師で行ってます。ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。


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