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院長不在のお知らせ

いつもご訪問ありがとうございます。

さて、当院からのまずはお知らせです。

来週の5月18日(月曜日)はうきは市の狂犬病集合注射(2次)に出席のため午前中は院長が不在です。

今日は台風一過で快晴!!気温が結構上がるみたいです。

まだ夏ではないですが、熱中症には注意しましょう。

ワンちゃんのお散歩時には水筒を持参し、日差しの強い時間帯は避けてあげてくださいね。




突然の贈り物

本日病院に大きなダンボールで荷物が届きました。早速開けてみると中から巨大なバールーンがっ!!!

な、なんと、先々月に当院で治療された患者様からのいただきものでした。
治療を受けているが足を痛がるのが治らないということで当院を受診していただいた患者さん、検査で脛骨という足の骨が下記ように骨折し、変形癒合していました。



いつもお世話になっている近医の先生のご協力もあり、変形癒合した部分の骨を削り、下記のように固定を施して無事に整復しました。


本日いただきもののお礼を電話にてさせていただくとインプラント除去から1ヶ月経ち、足の調子はすこぶるいいみたいで走り回っているとのこと。
いろんなリスクを乗り越えて出た結果ですが、相互の信頼関係があってはじめて成し得た結果だと思っています。とりあえず完治して良かったです。


里親さんが決定!!

当院で昨年、先天性の心臓疾患ということが理由で飼い主さんが見つからずにいたダックスフントの里親さんが決定しました。

この子は動脈管開存症(PDA)という病気でしたが当院にて外科手術を行い完治いたしました。それから里親を募集を一時期していましたが、中々見つからず当院で面倒をみていこうというつもりでいました。しかし、ここに来てようやくこの子に家族が出来ました。

今回、この子の里親になってくださるご家族さん、この子の面倒を一生みれるかということでご家族さんとずいぶんと考えられたそうです。

GW中に一度顔合わせを済ませ、GW後にご家族の元へ。

当院スタッフにとっても嬉しい出来事ですが、反面、寂しさももあります。ただ、この子が里親さんのもとで大切にされ、素敵な一生を送ってくれたらと思います。

『さぶろう』元気でね?


明日の診療に向けて

GW、皆様楽しんでいますでしょうか?
さて、当院は明日から診療です。

今日はGWの最後の休診日ということで、朝5:00に起床して、6月7日に開催される九州地区卒後研修会で発表する症例検討会の抄録の書き上げからSTARTしました。なかなか難しい内容なだけに時間はかかりましたがどうにか5日で書き上げました。(結構疲れました。。。)


それから、毎日通院して頂いている猫ちゃんの診療。その後に子供とキャッチボールをするために筑後川の河川敷に遊びに行き2時間程ほのぼのとした時間を過ごしました。
気温がそれほど高くなかったのが救いでしたが、結構日差しはきつかったです。こうやって写真を見るともう夏を予感させてしまいます。まだ5月ですが。。。


それから病院に戻り、病院で飼っている子のお世話。そして子どもと一緒に車を洗車。この前洗ったばかりですが黄砂の影響で無茶苦茶汚れてました。。。
結構時間はかかりましたが、なんとかピカピカになりました。
結構忙しかった一日でしたが今まだ5時半。友人から依頼を受けている飼い主さん向けに出す予定の本の自分が担当する記事の校生が返ってきましたので今からまた手直しします。さて、良い物にするために頑張るぞぉ〜!!


子供と映画鑑賞

今日はゴールデンウィークの家族サービスのために子供と映画館へ行ってきました。
新幹線に乗り博多まで。久留米から15分くらいで博多に着きます。便利になったものです。自分らが子供の頃はそうそう博多まで気軽には行けませんでしたが…
九州新幹線、いつも思いますが内装が綺麗です。


T-JOY博多に着きました。流石、ゴールデンウィーク、人がいっぱいです。
ゴールデンウィークは毎年子供の興味をひく映画が目白押しですね。子供連れの方が多くいました。



今回は自分ら世代も楽しめる下記の映画を鑑賞。久々に興奮!!!
40近くになろう大人ですが、いつまでも少年の心は残ってますね?子供も大満足の映画でした。皆様もどうですか?面白かったですよ^ ^


日々思うこと。

下記の写真は先日、フィラリア予防時に血液健康チェックを受けていただいたワンちゃんのデータの一部です。

甲状腺から出ているT4というホルモンが正常値の下限をきっていることが分かります。


この子は10歳以上の高齢のワンちゃんで少し以前よりは活力が落ちたようだという事でしたので、このデータも踏まえると【甲状腺機能低下症】を最も疑いたくなる症例です。

【甲状腺機能低下症】は高齢のワンちゃんでの発生率が多い病気でもあります。

このように検査でしか異常が確認できない病気は数多く存在します。中には放置しておくと命を脅かす病気なんていう病気も見つかったりします。

体の異常を見つけるために人よりも検査に頼らざるをえない場合が多くあります。理由は症状自体を動物が直接訴える事ができないためです。

それに加えて飼い主さんが訴える動物の症状には様々な【主観】が混入しています。【主観】というのは時に危うさがあります。【主観】はどうしても見方に偏りが生じます。

病気を見る上ではこの【偏り】はあまり好ましくありません。

客観性をもたせる【ものさし】として検査は重要だということです。

特に一刻を争う病気の場合は的確な診断が要求されます。

そして、その診断の上にはじめて救える命があります。

2007年の開業から8年間、診療を行った中でこういった経験を数多くしてきました。

助けれた症例、限界までやったけど残念ながら助からなかった症例。。。

生き物ですからどうしても100%というのはありません。でも、100%に近づけるために獣医師も日々努力をしています。

以前より良い獣医療ができるようにと病院設備も充実させたりもします。

病気の全体的な把握ができてからの治療。これが理想ですね。

だからといって、様子をみる治療を悪くいうつもりはありません。

状況にもよりますが飼い主さんにとってそれがベストであることもあります。

しかし、逆に様子をみすぎて手遅れになっている症例に遭遇することもしばしばありますし、死にそうになっている動物に対して様子をみるのはおかしいでしょう。

命は1つしかありません。病気は治療の適期というのがあります。それを逃したら。。。

動物は言葉で人に色々と伝えることができないため、飼い主さんは一般的に動物の病気の症状というのは些細なことと判断してしまいがちなことが多いようです。

言葉を話せない動物を治療することはやはり難しさを感じます。ここは多くの獣医師が日々頭を悩ませているところでもあります。

また、動物のおかれている状況と飼い主さんの考え方のギャップが大きければ大きいほど治療は困難を極めます。

この場合は病状をきちんと理解してもらうことが重要です。その中で決定した治療を行う。これが当院のスタンスです。しかし、それは相互の【信頼関係】の上に成り立つ事柄です。

信頼関係の構築ができた上での治療は動物にとって最良の治療となると自分は考えます。
獣医師に対しての【信頼】と飼い主さんに対しての【信頼】この2つがすごく重要です。
当院がここまでやってこれたのも信頼をおいてくださった患者様の支えのおかげだと思っています。

自分はこれまでどおり信念を曲げることなく獣医療を行い、更によい方向で患者様のお力になっていきたいと考えています。

ふと、なんとなく思ったことを書いてみました。