院長ブログ/ BLOG
元気になってくれました。
2月の下旬に胆囊粘液嚢腫で腹膜炎を起こしていたワンちゃんです。
術後もなかなかスッキリしない日々が続いていましたが、2週間にわたる入院とその後の通院で元気になってくれました。
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当時の状況を知る私を含め当院スタッフも一安心。
長期戦になりましたが、今回の成功は最後まで治療を続けてくださった飼い主様のお力によるところが大きいです。本当に良かった!!
導入いたしました。
日常診療に欠かせない顕微鏡をバージョンアップいたしました。
なんとこの顕微鏡、ライトがLEDになっております。
高倍率での視野も明るく、とても綺麗に見たいものが見えます。
腫瘍性の病気や血液疾患などに大いに役立ってくれることでしょう!!
細胞の写真を撮るために1眼レフを装着いたしました。
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少々大きさが大きくなりましたが自分的には大満足です。
やっぱりいいものはいいですね?
*休診のお知らせ*
来院のあった患者様にはお知らせ済みですが、3月25日(日)は県小動物部会第2回学術講習及び症例検討会出席のため、休診とさせていただきます。
症例検討会では当院から1題発表させていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
↓只今、デモで当院に入っている顕微鏡です。
たかが顕微鏡と思ってしまいがちですが(自分がそう思ってました・・・)
実はコレすごくいいです。細胞の細かい情報が得れます。
近日、導入予定!!ランプが白熱球ではなくてなんとLED!!
顕微鏡も日々進化しているのですね・・・
スタッフ増員
当院の看護士が3人と増えました。
スタッフが多いと何かといいものですね?
病院に活気が溢れ、良い雰囲気になりました。
開業して4年6ヶ月・・・
まだまだこれからですが少しずつ今まで通り成長して行きたいです。
排便障害
2年間の排便障害に苦しんでいた症例の来院。
原因は会陰ヘルニアによるものでした。
会陰ヘルニアとは、中高齢の未去勢♂に発生し、腹腔内臓器(膀胱や前立腺など)や直腸拡張による排便障害を起こす疾患です。
直腸内にかなりの宿便があり、炎症もひどく起こしていました。
また、術前検査では心臓の弁膜症(三尖弁逆流)も発見。
高齢で基礎疾患(三尖弁逆流)などがありましたが、このヘルニアがあるとQOLを著しく悪化させるため、飼い主様の同意のもと手術を行いました。
画像↓(お食事中の方はクリックしないでください。)
ヘルニア部位が大きかったのでインプラントが必要かと思いましたが、インプラントを入れず無事整復できました。自分的にはあまりインプラントは入れたくないので良かったです。無事排便障害が治まってくれればと思っています。
猫のフィラリア症のセミナー
ヒルトンシーホークにて猫のフィラリア症のセミナーに参加。
犬も含め猫もフィラリア症予防は重要ですね?
猫は犬と違い寄生するフィラリア虫体は少ないものの、フィラリアによる呼吸器疾患が犬と比べ重篤となり、突然死が起こることがあるとのこと。検査でフィラリア症と確定するのも猫では難しいといった内容でした。
又、他に目からウロコ的な情報もあり、大変勉強になりました。
今回得た情報を患者様に良い形で還元できればと思います。
当院周辺では犬のフィラリア症は良く見かけることが多いです。
フィラリア予防薬の投薬期間をきっちりと守らないとフィラリア症になってしまいます。
今年度も診療を通じて飼い主様一人一人に啓蒙していこうと強く思ったセミナーでした。