院長ブログ/ BLOG
3月、5月の心臓外科手術(僧帽弁形成術)
5月3日に当院にて僧帽弁の形成術を行った症例、術後1ヶ月を経過し、今のところ、経過は良好です(飼い主様より、写真の使用は許可を得ています)。
術前は
下記のような心臓エコー所見でした。
僧帽弁の逸脱が重度にあり、非常に多い血液量が逆流を起こしていました。
当然、内科管理するも運動不耐などの臨床症状は出ており、ACVIMのStage Cと診断した症例です。術後は弁からの血液の逆流はほぼ消失しました。
術後のエコー所見がこちら。
2週間ほど術後は入院管理し、術後合併症に関しての経過や治療などを行っていました。その後、無事退院。
先日、術後の1ヶ月検診でしたが、元気な姿を見せてくれました。
3月1日に行った症例も術後のお薬が先日、休薬でき、調子は良好。
【3月1日に僧帽弁形成術を行った症例の術前エコー所見】

本症例も、術前の僧帽弁からの逆流血液量が大変多かった症例でしたが、無事、術後は逆流は、ほぼ消失しました。
【術後の所見】

手術も大変ですが、術後管理も大変な手術ですが、乗り越えれば、明るい未来が待っている手術です。ただ、適応に関してはシビアにみていく必要のある手術だと思います。
明日もまた1例、この手術を受ける症例がいます。飼い主さんと1日でも長く過ごせる時間を作るため、身を粉にして取り組みます。