院長ブログ/ BLOG
パズル。。。
メガネを掛けたまま寝ていたらワンちゃんにメガネをいたずらされ、レンズの破片を合わせると足りないので食べてしまったのかも?
という主訴で来院のあった患者様。
下記がいたずらされたメガネ。ピンクの丸の部分が無くなった部分のレンズです。
エコー検査でみてみると、胃内に人工物を疑わせるようなラインの異物を疑う所見がありました。
早速、内視鏡にて胃内を確認。すると、やはりありました。
しかも、ご丁寧に噛み砕かれていて複数個あります。。。(;´Д`)
内視鏡のポートより把持鉗子を挿入して異物を除去しながら、メガネのレンズのパズルをしていきました。無事パズル完成!!めでたしめでたし!!
皆さん、誤食には注意しましょうね。
皮膚病
下記の症例は数ヶ月ほど前に他院より転院のあった症例。
以前の病院で皮膚の治療をするが中々良くならないという主訴で来院がありました。
色々、疑わしい病気の検査をさせていただいた結果『副腎皮質機能亢進症』と判明し、治療をして数ヶ月。警部、背部の皮膚の皮膚は地肌が見えるくらい脱毛していましたが綺麗に発毛してきました。これからも継続的な治療が必要ですが、飼い主さんの満足の行く結果に至ったことは素直に喜ばしいです。
もうすぐ、飼い主さんが転勤されるみたいで当院での治療ができなくなるのが寂しいですが、転勤先でも頑張って治療を継続してもらいたいです。
頻尿
おしっこに何度も行くという主訴で来院のあったワンちゃん。
エコー検査にて膀胱炎と大量の膀胱結石が見つかりました。
【音響陰影が強く出ている部分が結石を疑う所見です。】
レントゲン検査にてもはっきりと写っています。
手術で実際にとれた結石
こんなのが膀胱内にあると痛いですよね。結構、トゲトゲしてますしね。。。
この結石は検査センターにて今後の治療や予防の為に分析を行います。
今回の病気のサインは【頻尿】でした。
もし、飼われているワンちゃんのおしっこの回数が異常に増えているようでしたら注意が必要かもしれません。
PDA症例無事退院!!
先日、手術で動脈管を閉鎖させた症例を本日無事飼い主の元へお返しすることが出来ました。
術後の経過も順調で、飼い主さんがお迎えに来た時は大はしゃぎでした。
短絡量の多い症例だったので、続発性の僧帽弁逆流がありますが、それも手術前よりは軽度になってきています。
退院記念に1枚パチリ
昨日は久々の大学同期の親友とともに食事をしました。
本日の動脈管開存症のオペのために来福してくれた【白金高輪動物病院 総院長】の佐藤先生と自分の尊敬する先生方、後輩と昨日は食事会をしました。
いつになっても親友というのはいいものです。
助け合える友人と言うのは人生においてとても大切だとシミジミ感じました。
昨日は本当に楽しかった。
自分を信じてくれる家族、先輩、友人、後輩そして患者さん。
開業してもうすぐ8年。
色々あったけど挫けずやってきて良かったです。
本日は動脈管開存症のオペでした。
本日は長崎より紹介で来院されたワンちゃんの手術でした。
病名は『動脈管開存症(PDA)』です。
2週間ほど前に検査で来院していただき、本日手術。
年齢も1歳を超えており、この病気の長期の影響で心拡大がかなり重度の状態。加えて今回閉鎖をする動脈管の周囲の血管がかなり沢山あり結構アプローチが大変でしたが、無事に動脈管を確保することが出来ました。
【初診時の心エコー所見】
【術中所見(動脈管確保時)】
このように動脈管をまずは鉗子で確保するのですが、ここでの出血は命に関わりますので丁寧な操作が必要です。
【術中所見(動脈管結紮後)】
無事、動脈管を結紮することが出来ました。
術後のエコー検査で短絡血流は消失しました。(モザイクの血流が消えています。)
今はICU内で管理をしています。